33歳人生第三ステージ 何でもござれ

帰国・離婚・転職を祝し、バイク免許を取る事に

二輪教習15日目 命運分けるXmasデー

13:00-15:00 晴れ。Xデーのクリスマス。勝負の日。今日で免許の年内取得の可否が決まる。

いざ行かん。

教習所へ到着し、準備エリアで顔見知りとなったおばさまとお喋り。聞けば、昨日卒業検定を受けたんだけど、急制動のあとギアを変える際にエンストしてしまい落ちてしまったとのこと。そんな点でも落ちてしまうかあああああ。

頑張りましょうとお互いを鼓舞する。

 

今日の担当教官には、明日卒検受けたい旨を改めて伝えた。「上手くいけは見極めだけど、タイムとか技術をしっかり確認できないと明日の卒検にはいけないからね。風強いから気をつけてね。」と念押しされる。

それは承知の助です。わたしも不可能に近いミッション・インポッシブルと分かって挑んでおりますよ、と心の中で返事をする。深呼吸し、よし行こうと自分に話しかけながら、緩やかにスタートする。

今日は、同じ講習時間にビギナーが5人くらいいる。すごく遅かったり、道の真ん中でエンストしてしまったりしているが、ミッションのため、私が不安になってはいけない。教習先輩として、注意を払い、先を見てビギナー君たちを避けながら進む。

応用コースは何度かやっていることもあり記憶はばっちり。順調に進み鬼門の一本橋

、、、、

なんとか持ち堪えた!タイムは、、、6.8秒、、うーんちょっと足りない

「もう一回やろうか」「はい!」

また外周を回り一本橋の定位置に着く。ゆっくり発進、風にあおられバランスが、、身体の体重移動でなんとかしようもするが努力虚しく右に落ちてしまう。

「もう少し目線先ね。もう一回だね」「はい」

今度は渡り切り6.9秒。

「今の良かったよ。もう一回いこう」「はい、、」

また渡り切り今度は7.0秒。

「今の感じね。おっけー次進んで」「はい!」

 

ふぅうーーー。なんとかクリア。他の課題は大きなミスなく終える。急制動はスムーズだとお褒めの言葉を頂いた。

 

そして、、、実技時間終わりフィードバックの時間。

「みみたぶさん、これで二段階終了ね。卒検の申し込みしていって。」

う、うれしい!!!ミッション・インポッシブルいける!!いま流れがきてる!!

もしかしたら本当に明日合格できるかも!!

 

首の皮一枚で年内卒業の道がつながり、明日9:00から卒業検定を受けることになった。トムクルーズの走りを披露してやろうじゃないかい。

二輪教習14日目 Mission Impossibleに挑む

9:00-12:00   クリスマスイブ。

朝9:00からの教習に間に合うよう5:20に東京の家を出て早朝の新幹線に乗る。眠い。睡眠時間を新幹線内で確保すべく、睡眠ポジションを整えるが、延々と続く車内放送が耳につく。運転手の名前やら、テレワークの推奨やら、丁寧に何度も繰り返す到着時刻と乗換案内、、朝7時の寝不足の耳には不要な情報ばかりである。

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寝るのを諦め、きれいな冬空の富士山を眺めながら今後の戦略を練る。

とにかく年内に卒業したい。だから今日もこんな早朝から頑張ってるんだ。となると問題は卒業検定の日。これは曜日が決まっていて、土曜と月曜しかない。テクニカルセンターの年内最終営業日が28日なので、次の26日(月)が卒業検定のラストチャンスとなる、、、ということは!このクリスマスイブの土曜とクリスマスの日曜に如何に成果を出すかに全てがかかっている。

今までの進みを考えれば、まさに、ミッション・インポッシブル。

でも私は諦めたく無い。諦めたらそこで試合終了なのである(これ言いたかった)。

 

本日の予定:

応用コース実技1hr

シミュレーター1hr +安全ディスカッション1hr

 

応用コースは前回同様ひとりでぶんぶん頭に入れたコース道順に従い課題をこなしていく。第一段階と違うのは、交差点で左右を見るなどの安全確認、左右ライト点灯のタイミングの正確さ、停車時に右足を地面につけない等の細かな走行注意・技術にも気を配る必要があること。

ホッカイロをお腹に忍ばせてはいるが、最初のウォームアップ3周の時点から手先が寒くて肩に力が入る。日差し早くでてこーい。

1時間だけ外で頑張ってあとは室内だ、と自分を鼓舞する。

コース走行自体はまずまず。1本橋も落ちなかったし、心なしか私を見る教官の顔も晴れやか。ただ、1本橋・スラロームのタイム計が今日は見れないようになっていて自分のタイムが分からない。規定内タイム出てるといいな。

 

次の時間は、室内でシミュレーター。部屋に行ってみると、色白細身そばかすメガネの美人さんが座っている。わあ誰かとシミュレーター一緒になるの初めてだ、嬉しい。横断歩道の歩行者や飛び出してくるバイク等に注意しながらバーチャル走行をする。2人だと教官の注意が分散して良い感じに早く終わる気がする。シミュレーター後、教官にいつごろ卒業検定を受けたいか聞かれた。

26日と即答し、一応メモは取ってもらった。26日に検定を受ける場合は、明日15時までに見極めを終え、受付で申し込みをしなければいけないとのこと。ということは!明日が勝負の日。今月中に取れなかった場合、免許取得が一気に遠のいてしまう。先ず、1/7まで教習所が休みであり、また仕事の都合等によりわたしは1/3から東京に戻らないといけない。東京から掛川まで通うのは交通費が往復15000円ほど、全く馬鹿にならない。金も馬鹿にならないがスケジュールに空きが無い、、。

もう、とにかく今月だ

勝負は明日だ

意地の見せどころ

トム・クルーズになるんだ

 

 

 

二輪教習13日目 名付けて頭脳大活用作戦

11:00-15:00

粉々になった自信を何とか取り戻したい、二段階の実技に突入した。

これから1日3時限とれるから、スピードアップもしていきたい。今日もさっそく3時間とった。

今日のメニューは、実技の法規コース1hr、お昼休暇を挟んだ後、シミュレーターで安全走行1hr、実技の応用コース1hr。

 

私は、二段階の早期突破に向けて作戦を練ってきた。名付けて「頭脳大活用作戦」。

コース道順を事前にしっかり頭に入れ、その不安だけでもしっかり取り除こうという作戦。運転の飲み込みは悪いかもしれないけど、これでもお勉強はできるほうなのだ。しっかり法規コースを事前に頭に入れてきた。

 

おかげで、朝の法規コースは拍子抜けするほど上手く行った。コースに不安になりウィンカーが遅れたりすることはあっても、教官に言わせれば問題無いレベルだとのこと。すんなり法規コースは終了。

お昼休憩。徒歩圏内に何も店がないので、車を飛ばし10分先のすき家へ。時間のスタミナチャージににんにくたっぷりの牛丼小盛り。マスクしてるから口臭も大丈夫だろう。サッと食べて、セブンでコーヒーを買い、教習所の女性控室で飲みながら応用コースを頭に入れる。図面でコースを覚えたあと、実際にバイクに乗った光景を頭に浮かべイメトレをする。

なけなしのIQここで使わずいつ使う。

 

午後はシミュレーター。部屋に行くと初めて会う教官さん。シミュレーター機械が上手く起動しないとのことで、二人で機械を起動させるべく格闘すること10分。old school trickの電源切ってまた始動で開始できた。いざ、シミュレーター、交差点右折字に、車の陰をすり抜け出てきた出てきたバイクと衝突。ちゃんと止まって様子見してたんだけどな、どないしろって言うねん。

最後の時間は応用コース。法規コースとごっちゃにならないように今日法規コースが終わってから覚えたので、どこまで覚えれたか多少の不安はある。しかし、けっこう覚えれてる。そして、13日目ともなった現在さすがに交差点での発進等もろもろスムーズになったおかげで、周囲もよく見れる気がする。

教官の顔も晴れやか。私も気分は晴れやか。

ただ、年内免許とれるかなあ、日数が残り少なくなってきた。

 

二輪教習12日目 ついに!

10:00-12:00

優しい教官のFさんに当たる。今日なんとかならないかなぁ〜。

もう12日目。第一段階の最短時限8時間のところ、わたしは24時間やっている。3倍だよ〜。

防寒対策に念には念をいれた。お腹にはホッカイロ、上は、Tシャツ、ニットの上にユニクロのダウン、更にNorth Faceのウィンドブレーカーを着る合格4枚重ね。下は、薄手のタイツの上にジーパンを履き、2枚重ね。厚すぎたって良いのだ、寒いよりは!


Fさん、ニコッと笑顔で「良さそうだったら第一段階終わらせるからね。じゃあやろうか」。

 

応用コースを始める。さすがに慣れたもので、ウィンカーのタイミング、レーン変更等は難なくこなす。

クランクも良し。

一本橋、とにかく落ちないよう強気で渡り切る。タイムは6.5秒。

もう一回やる。今度は落ちた、、ちーん。

今日もダメかなとよぎった中で、Fさん変わらず笑顔で「もう一回やろうか」。

もう一回やる、今度は慎重に、タイムは6.8秒。「おっけー続きやろう」

他を続け、スラロームのタイムは7.5秒。ここは大丈夫そうだ。

Fさんもう一度寄ってきて、一本橋をもう一度やろうと言う。これが第一段階終われるかの大事な分かれ目だと直ぐ理解する。

「絶対できる絶対できる絶対できる」と一本橋の課題地点に向かいながら自分に向けて唱える。暗示でも何でも使えるものは使う所存である。一本橋の定位置に着く。深呼吸してスタート、肩に力をいれないようにし、小刻みにハンドルを動かす。最後渡り切れる目算がついたところで気持ちスピードを落とす。なんとか渡り切る。タイムは、、7.0秒。

Fさん「おっけー、終了しよう」

 

え?わ!本当に??

バイクを片づけて話を聞きに行く。「これで第一段階終了です。次の時間の実技は無し。講習ビデオ見ていってね」

嬉しすぎる。若干諦めかけてたよ、わたし、諦めず付き合ってくださり有難うございますFさん。

わたしが、信じられてないとの顔で見てたせいかしら。

「全体的に良かったんだけど、他の教官に見られてたから一本橋何回かは成功させないといけなかったんだよね。」とあの笑顔で教えてくれた。

気持ちが暖まる。

ダメ人間になりかけてたけど、まだイケるぞわたし。明日から新しいコースだ。

\\\٩(๑`^´๑)۶////

 

 

二輪教習11日目 ダウンジャケットで挑む

16:00-18:00 

日曜の午前〜午後早めの時間を別の予定に有効活用したくて、少し遅めの教習枠をとった。これが吉とでるか凶とでるか。

冬だし17時以降は日が落ちて寒くなるのは想定内だが、

・人少ないだろうし暗がりでむしろ集中できるかも?

・ダウンで防寒したから寒さは問題無いはず

・暗い中でやっとくのも経験になるんじゃないか

と思い、強行した、

 

 

吉か凶か、、、

結論は、、

 

 

大凶!

寒すぎ&暗くてやりづらい

 

ジャケットをダウンに変えて防寒レベルをあげたのだが、そんな程度では太刀打ちできなかった、、。

1本橋で早々に失敗し、そこから渡り切ることもままならなくなる大スランプに突入。寒い中でクラッチを握る手が震え出す。

もう全然楽しくない。

早く帰りたい。

17:00-18:00枠は教習生わたし1人で、教官と2人きり。教官はバイクには乗っておらず、暗がりの中わたしのバイクのライトだけが地面を照らす。教官も早く終わりたいって顔に書いてある。

寒さに精神的に負けた。

 

終了後グローブ取って手をみたら、赤いを通り越して紫色になっている。こわっ。

家に逃げ帰り、お風呂のお湯を溜めて入り、やったやっと身体の血流が戻ってきた。心が折れる前に、早く1本橋を成功させて失敗を成功体験に変えなければ。

行きたくないけど明日も絶対いく。防寒対策の本気を見せてやる。

 

二輪教習10日目 寒すぎ

10日目 9:00-11:00

朝急いで支度をし、いつものジャケットを掴み車に飛び乗り、教習所に向かう。良い天気だ。教習所につく。あれ、ちょっと寒いな。

まあ、でもバイクに乗ってればエンジンが少しは暖かいだろうし大丈夫だろう。

ウォーキングアップをする。いや、待て、明らかに前回より寒い。日差しが無い。風が冷たい。

これまでいつもユニクロの薄手のジャケット(ウルトラライトダウン並みの薄さ)を着て、中は普通のニット等にしてたんだけど、、、この格好じゃあ太刀打ちできなくなってきたみたい。

朝一ってのも良く無いのかなあ。

明日からはもっと厚着しなければと反省したところで、今日こそ第一段階を終わりたいので、気持ちを奮い立たせ、コースを開始する。

 

先ずはS字、リラッ〜クスと念じつつクリア。次はクランク、入ってすぐスピードが遅くなりすぎてコーンを倒した。アクセルまわそうか焦って迷ってる間に倒れる。SHOCK。

バイク起こすのを手伝ってもらい、また発進。のろのろ1速で次のS字に進む、これは何とかクリア。

外周を走り次のS字、これも何とかクリア。

スラローム1、クリア。

1本橋、昨日までの自信は何処知らず途中で落ちてしまう、、。あああっ無念、、。とりあえず次だ。

急制動、スピードどのくらい出てたか分からないけど止まれたしまあOK。

坂道発進、不安ながらも何とか出来た。

 

あああっ〜どうしたんだろう。昨日はやらなかったミス連発。自信が揺らぐ。

教官からS字とクランク繰り返そうかと言われ、黙々と繰り返す。泣きたい。何度かやった後、教官が戻ってきて、見てる中でまたクランク。意識しずぎたのかコーンを後輪で倒してしまう。本格的に気分が沈む。

 

何でだろう、、?突然ここまで不調になる理由って?

考えたが寒さが原因の可能性濃厚。2時間外でやって肩が寒さで強張って固まって肩こりすごい。ここまで寒くて身体が固くなると、クランクとか1本橋のように繊細なハンドル操作必要な動きが難しい。

終了早々、車に逃げ戻り、帰り道暖房がんがんにつけたんだけどまだ寒い。今日は寒さに負けてしまった、明日は対策するぞ。

 

二輪教習9日目 褒められた!

9日目

開き直って気長に楽しもう、と気分を切り替えた。今日も第一段階コースを回る。

 

ぶんぶん気持ち良く行く。お勉強はまあまあ出来るほうなので、実技ダメなら頭脳で頑張ろう、とコースのイメトレはしっかり準備してきたのだ。

すいすーいと進む。もはや教官は10分に1度くらいしか寄ってこない。「S字出る時安全確認もっとしっかり左右見てね〜」などなど上達に向けたコメントをもらう。重大指摘は無し。

スラロームタイム測ってみようか」

やってみると8秒ちょうど。うーんまあまあ。アクセルをくいくいっと小刻みに使うよう言われ、空きスペースでまた二人乗り体験した。何か同じこと繰り返してるな、、。

 

でも実技終わって、教官から「だいぶスムーズになってきたね」とのお言葉!

更に

プロテクターを外しに準備エリアに戻ったら、既に終わってそこにいた若者がこっちを見てニコッとして「上手ですね」。

!!!

この私が1日に二度もバイクのことで褒められるとは!素直に驚きすぎて正直に「人の倍通ってるので」と暴露してしまった。ナンパ的褒め言葉なのかもしれないけど、それでも自分が頑張ってきた成果を褒められたのはとても励みになる。嬉しい。

 

明日は集中してノーミス目指そう。